スタンドアロンフォロワー作成までの道 - ファイル抽出・Head篇

仕込み篇 の続きです

次から本番だと言ったな、あれは嘘だ。
本番はいる前に重要な作業がありました。必要なファイルの抽出です
ちょっと画像だらけで長くなりますがファイト!
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スタンドアロンフォロワー作成までの道 - 仕込み篇

自分用でもあるのですが、どんな感じでスタンドアロンフォロワー作ってるのか纏めてみようと思います
ちなみにこの方法はtktk様のECEを使ったファイル独立型フォロワー作成方法そのままです
なので慣れてる人は特にこの記事見る必要はないですw 
私はこんな感じで作ってるのですが、もし「ここはもっと簡略化できるんじゃない?」てのがあれば!教えてください!!
あ、あとMod Organizer使用してます。

では早速いってみよーヽ(・∀・)ノ

SkyrimScreenShot3033


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Reason of the liar - 04

翌日。山賊達の寝静まっているところを襲撃するべく空が白む前にモニカさんとミラさんの2人はエンバーシャード鉱山へと向かった。
二人を見送った後はセラさんと並んで座り、いろいろと話を聞かせてもらう。

Sc1918
 
「じゃあ、セラさんが大学に居たっていうのは回復魔法を教えるために?」
「そう。最近ヒーラー志願の生徒が増えてきたみたいで友人に頼まれたの。大学の生徒以外にも、傭兵やってる人が初期魔法だけでもと学びに来てたわ。やっぱり回復魔法できる人がいると旅の安心感も違うもの」

うんうん、と頷いているとセラさんがじっと緑の澄んだ目で私を見つめる。

「ライアーちゃんはブレトンよね? 魔法は何か知ってる?」

不意に問われ、私は思わず目を瞬かせた。自分の種族なんて考えたこともなかった。

「あ、私、…魔法習ったことないんです」

もしかしたら習ってたかもしれないけれど何も覚えていないし、唱えられるような呪文も浮かばない。
返事に間が空いてしまったけどセラさんは特に気にすることもなく目を細めると、そっと私の手をとった。

「ライアーちゃんならすぐに覚えられると思うわ。ブレトンって個人差は勿論あるけれど、魔術に特性があるの。
 …今、掌にマジカを集めてみたんだけど感じられる?」

重なった掌がふわりと温かくなる。まるでお湯に手を浸したように、セラさんの手から私の手へゆらゆらとした熱が流れて撫でていく。

「はい、わかります…あたたかい」
「ね。マジカの流れが分かるなら使い方もすぐに分かると思う。せっかく時間もあるんだもの、試しに自分への治癒を覚えてみましょう」

Sc1919

自己治癒は回復魔法の基本らしく、教えられたスペルは思ったよりも単純なものだった。
私が少しだけ拍子抜けしたのがわかったのかセラさんが小さく笑う。

「呪文の言葉って言うのは簡単なの。大事なのは、それをイメージしてその通りにマジカを使えるかどうか。だから魔術に長けた人ならわざわざ呪文を口にしなくても頭の中でイメージするだけで魔法が使えたりするのよ。
 ライアーちゃんは今どこか痛いとか、具合悪いところとかある?」
「んと…昨日のお酒が残ってて、ちょっとだけ気持ち悪いです」

昨夜盛り上がっていた時に少しだけ飲んでみたのを思い出す。
甘い蜂蜜酒だったけれど喉が灼ける感覚を楽しむことなんて出来なくて、一晩経った今でも酩酊感が残っているようで気怠かった。

「昨日初めて飲んだんだものね。じゃあ、その気持ち悪さが風に流されて体の中が晴れていくってイメージしてみましょ? 私がやってるようにマジカを指先に集めてみて」

重ねたままの掌がまた熱くなる。セラさんのマジカを呼び水にして、私の中にあるらしいマジカを想像してそれが指先に集まるようにイメージする。
そうすると、今までセラさんのマジカに触れていた皮膚だけ温かかったのが内側から熱を発するように温かくなり始めた。

「そう…上手上手。そうしたら、そのマジカが風になって、体の中を流れていくのを想像して…」

セラさんに促されるまま胸元に手を当て、そっと瞼を下ろしさっき教えられた呪文を呟く。
指先に集めた熱が木々を揺らす風のように体の中を吹き抜けていく、そして木の葉をさらうように私の中に滞る気怠さを攫っていく――――

Sc1920
 
ふわ、と暖かな風が頬を撫で髪先が首を擽る。その心地よさに深く息を吐くと、私が余韻を味わうのを待ってセラさんが口を開いた。
 
「…どう?体の調子は」

訊かれて初めて体の奥にわだかまっていた淀みが綺麗になくなっていることに気付く。

「あ…すっきりしました…!」
「良かった。初めてでこんなに上手に出来るなら、もっと上級の魔法も覚えられると思う」

楽しそうなセラさんに私も嬉しくなる。
以前の私は魔術を習っていたのかもしれない。少しだけ自分を取り戻せた気がした。 

「あとは治癒の手ね、他の人を回復できるようになっておきましょう?」 

出来ることが増えるのは嬉しい。私からも是非にとお願いして教えてもらう。
他者に向けた治癒は自分を治癒するのとはやっぱり勝手が違っていた。
足りなければ治せないし、強すぎるとマジカが飽和して慣れない人だとマジカ酔いを起こしてしまう。

「大事なのは相手の痛みを思うこと。そしてそれを癒したいと強く願うこと。
 魔術に腕力は必要ないけれど、心の強さが大事になってくると私は思うわ」

セラさんの言葉は、ヒーラーとしてずっと他の人を癒してきた彼女だからこその言葉だった。

心の強さ。空っぽの自分に必要なもの。

セラさんを対象にして何度か治癒の手を練習し、 ようやくお墨付きを貰った頃には昼も近くなっていた。

「…うん、これだけ細部まで治癒できるならヒーラーとして十分ね。
 ふふ、必要な分だけ教えようと思ってたのについ熱が入っちゃった。疲れちゃったでしょう」
「いえ、ありがとうございます! これでみんなの役に立てます」

立ち上がってセラさんに深く頭を下げる。
何も分からなくても、少しでも出来ることがあれば疎まれることはないだろう。牢の中で感じたあの蔑む目を思い出し、振り払うように小さく頭を振る。 
その仕草を目に留めたセラさんが不安げに眉を寄せ、私の頬に手を伸ばしてそっと顔を覗き込む。

「大丈夫? 気持ち悪くなっちゃった? 一気にマジカを使いすぎると貧血みたいにふらっとしちゃうことがあるの」
「あ…いえ、大丈夫です。なんともないです」

心配をかけまいと反射的に思わずそう否定したけれど、それは嘘ではなかった。
ずっと魔法を使ってはいたけれどセラさんがいうようなふらつきはない。むしろ、まだまだ練習できる気がしていた。
ぎこちないながら笑ってみせると、セラさんはじっと私の顔色を確かめた後に安堵の息を吐いた。

「それならいいの。でも気を付けて、治癒も大事だけど、マジカを使い切っちゃうと逆に危なくなっちゃうからね」
「はい」

大きく頷いた私に「素直でいい生徒だわ」と冗談めかしてセラさんが笑う。

「モニカ達が帰ってくるまでもう少しかかるかしら。お昼食べて待ってましょ」

その提案に賛成して、オーグナーさんにリクエストを伝えにカウンターへと移動する。
今日は寒いから温かいスープにしよう。料理の美味しさは昨晩で分かってたから楽しみだ―――― 

Reason of the liar - 03

Sc1645

「それじゃあテスラ、行ってくるね」
「ちゃーんとあーちゃん送り届けたるから安心してや」

モニカさんとミラさんについていく形で早速リバーウッドという村へ出発することになった。
ミラさんが言う、あーちゃん、というのは私のあだ名らしい。テスラさんの事もテっちゃんと呼んでたしあだ名で呼ぶのが癖なのかもしれない。
ホワイトランの外門のところまで見送りに来てくれたテスラさんが軽く私の頭を撫でる。

Sc1646

「この二人が一緒なら心配はいらないけど気を付けて行っておいで。
 私は大体ドラゴンズリーチにいるから、何かあったらいつでも訪ねてきていいからね。
 ――行ってらっしゃい」

私を助けてくれたテスラさん。私に初めての優しさをくれた人。
寂しさに胸を締め付けられながら手を振りかえして私はホワイトランを背に歩き出した。 


Sc1647

「言うても歩いて1時間くらいやからそんな離れてへんのやけどね」
「ミラ、今ちょっと感動の別れだったんだから…」

呆れ顔のモニカさんについ笑いが込み上げる。
寂しさを和らげようとしてくれているのかな、と自分にそう都合のいい考えが浮かぶけれど外れてはいないだろう。

「あの、リバーウッドってどんなところなんですか?」
「のどかなところよ。名前の通り川が傍にあって木々があって、林業が盛んなんだけど近くに鉱山もあるから働き口には困らないって感じかしら」

Sc1763

「シロディールの方からホワイトランに向かう人が立ち寄ることも多いし過ごしやすいところやと思うで」
「近くにはヘルゲンっていう町もあってね――――」

二人と一緒に並んで歩きながら、リバーウッド以外にもスカイリム地方の地理について教えてもらう。

「……どう? 聞き覚えのある名前とかあった?」
 
一通り都市と村の名前を挙げたあと、モニカさんが私の顔を覗き込む。ホワイトランを出る時に私が全ての記憶を無くしていることは伝えてあった。
どれも初めて耳にする名前ばかりで軽く混乱したまま首を横に振ると、ミラさんが両腕を組み唸り声を漏らす。

「となるとスカイリム出身ちゃうのかなぁ…シロディールとかモロウィンド方面となるともう検討もつかんわ。
 とりあえずスピジャンでいろいろ話聞いてみるのはええと思うよ。国境近いからいろいろ噂も聞けるしな」
「そうね。ただ…記憶がないってのは本当に信頼できる人にしか言わない方がいいと思うわ。ライアーみたいに若い女の子だとそれにつけ込む奴は多いだろうから」
 
モニカさんの形のいい眉が寄せられて、真剣な声での忠告にこくこくと頷きを返す。

「そう、します」
「うんうん。男はオオカミなんやからな、気をつけなあかんで! ウチらみたいな可憐でか弱い美少女はペロリやペロリ!」

Sc1653
Sc1654

そう言いながら道の脇からいきなり襲いかかってきた野生の狼をあっさりと倒してしまった二人の姿に、私は驚いていいのやら安心していいのやらでどういう表情をすればいいのかわかりませんでした。


そうこう話しているうちに、 立ち並ぶ木々の向こうに民家の屋根が見えてきた。
流れる水の音に混じって丸太が割れる重い音が聞こえる。鳥の声とはしゃぐ子供たちの気配が耳に心地いい。

「あ、ついたついた」
「ね、すぐだったでしょう。早速デルフィンさんにお願いしに行こっか」

川にかかった橋を渡ってすぐ左手、「スリーピングジャイアント」と看板に書かれた宿の扉をくぐる。
確かに宿の中には数人の旅人らしい姿があった。錬金するための台もあって、やっぱり薬を持ち歩く旅人のために置いてあるんだろう。
モニカさんとミラさんはまっすぐカウンターに向かうと、そこに立っていた男性に話しかけた。 

「こんちは、オーグナーさん!」
「ああ、ミラにモニカ。鉱山のやつらを片付けに来てくれたのか?」
「ええ、でもその前にちょっとデルフィンさんにお願い事があって。今話せるかしら」

Sc1731

早速モニカさんがテスラさんの手紙を取り出しながら尋ねるも、対する男性、オーグナーさんは苦々しい表情を浮かべる。

Sc1732

「デルフィンに? 残念だが、彼女は二日前から宿を空けてるんだ。いつ帰ってくるかもわからない」
「えっ、いない…!?」
「ああ。部屋もよく見知った顔にしか貸すなとさ。お前ら二人なら問題はないが」
「部屋だけ借りても意味ないねん! この子、あーちゃんていうねんけどここで働かせてもらえへんかなって…オーグナーさん、なんとかならへん?」
「そうか…すまない、知っての通り俺はただの料理人だから、俺の一存で決めることはできないんだ」

本当に申し訳なさそうなオーグナーさんの答えに、私たちは顔を見合わせる。

Sc1733

「まさかデルフィンさんがいないなんて…これじゃあ暫くここには置いてもらえそうにないわね…」
「今日はウチらと一緒やからええとしても、明日さすがに鉱山までは連れていかれへんからここで待っててもろて」
「問題はその後、ですよね…」

二人の仕事が終わったら。
せっかくここまで連れてきてもらったのに、またホワイトランまで戻らなきゃいけないのかな。
戻ったところで一度衛兵に連行されている私に居場所はあるのだろうか。
二人にあまり甘え過ぎてもいけないとわかっていても、この不安を口にすれば二人は何かしら手伝ってくれるのだろう。それが分かるから私は何も言えなくなって口を固く引き結ぶ。
私の気持ちを待っているのか、二人も口を閉ざしてしまったその時。

Sc1734

「何かお困り?」

不意に声をかけられて振り向くと、一人の女性が柔和な笑みを浮かべていた。

Sc1735

「「セラ!」」

モニカさんとミラさんが二人同時に声をあげる。
 
「どないしたん、めっちゃ久しぶりやんか!」
「大学に講義しに行ってたんじゃなかったの?」
「うん、でもそれも終わってこっちに帰ってきたの」
 
三人とも知り合いらしく輪になって鈴を鳴らすようにはしゃいでいる。

「また暫くここにいるの?」
「ううん、明後日までゆっくりしたら今度はイヴァルステッドに行く予定よ」
「ヒーラーってのは忙しいんやなー…ん、明後日? あ、じゃあ、お姉っ」
「うん、私も同じ事思った。――ライアー」

ふとミラさんとモニカさんが目を見合わせると、私を手招いた。
一歩下がったところで三人のやり取りを見ていたため、急に私の名前が出たことにやや驚きながらも誘われるまま傍に寄る。ふと女性と目が合うと、緑の目が優しげに細められる。

「紹介するわ、この子はライアー。今依頼を受けて一緒に居るの」
「そんであーちゃん、この人はセラって言うてね、ヒーラーやっててウチら何度も助けてもろた事があるんよ」

よろしくお願いします、と頭を下げるとセラさんもふわりと頬を緩めて返してくれた。
ヒーラーは体だけじゃなくて心も癒せるのかな、なんて思ってしまうような笑顔。

「それでね、セラ。お願いがあるんだけど…私達、明日の朝、エンバーシャード鉱山の山賊達を討伐しに行かなきゃいけないの」
「その間あーちゃん一人に出来へんから、傍におってくれへん?」 

そのまま二人が私をリバーウッドまで連れてきてくれたこと、宿で働きたかったがデルフィンさんが不在のためそれが叶いそうにないことを、記憶喪失だという点だけを抜いて説明してくれた。
確かに宿の中は安全だろうけれど一人で待つのは心細かったし、けれども二人についていくなんて言えるはずもなく。

「それぐらいならお安い御用よ。私も話し相手が出来て嬉しいわ」

Sc1824

「あ、ありがとうございます…!」

気安く頷いてくれたセラさんにほっと胸を撫で下ろす。

「ありがとう、セラ! やっぱり頼まれたからにはきちんとしないとって思って」
「頼まれたって、首長に?」
「ううんちゃうねん、あんな―――」

とりあえず目先の問題が解消されたからかモニカさんとミラさんの二人も幾分安心した表情になるとそのまま中央の暖炉を囲んで腰を落ち着かせ、この日はそのままオーグナーさんの美味しい料理を頂きながら宿でのんびりすることとなった。
明日日が昇る前に鉱山に入るという二人はセラさんと一緒に蜂蜜酒を何本も空けてたけど大丈夫、なのかな…?


 
 Special Thanx:Sela/Healer follower_Sela and Noemie(Nexusに飛びます)

Reason of the liar - 02

テスラさんに案内されながら向かったのは、兵舎のすぐそばにある酔いどれハンツマンという酒場だった。
昼間だけどそれなりに人はいるらしく扉を開けた途端賑やかな人の声が聞こえた。
ずっと砦や地下牢の冷たい空気の中にいたせいか焚火の熱とほんのり香るお酒の匂いに圧倒される。
たじろぐ私に気付いてか、テスラさんはそっと私の腕を引くと入ってすぐ右手側の一角に向かって声をかけた。

Sc1603

「モニカ、ミラ」

テスラさんの呼びかけに、一際明るい声で楽しげに話していた女性たちが振り返る。

「あれ、テスラじゃない」
「どないしたんテっちゃん、呑みにきたん?」

顔立ちがよく似た二人と、テスラさんに緩く手を振る大人びたダンマーの女性。

「ジェナッサさんもこんにちは。違うよ、まだ仕事中。
 ねえモニカ、確かエンバーシャード鉱山の依頼受けてたよね?」
「うん。今日の昼ぐらいに出る予定よ」
「その時にさ、この子を一緒に連れて行ってくれないかな」

Sc1640
 
テスラさんに促されて前に出ると、ダンマーの女性が微かに目を瞠る。

「あら、その子…」
「そう、この間保護された子。身寄りがないみたいだからデルフィンさんの宿で住み込みで働けないか頼んでみようと思って。手紙も書いたから届けてくれる?」

Sc1609

テスラさんの言葉に、髪をアップにした女性が朗らかな笑顔を閃かせる。大きな目がとろけるように細められるのが可愛い。

「それぐらいならお安い御用よ! ねえミラ?」

Sc1635
 
「うん! ウチらもスピジャンに泊まる予定やし、それにテっちゃんの頼みやのに断る訳ないやろ?」

帽子が似合うほうの人は聞いたことのない話し方だけれど、耳に心地いい声。

「本当? ありがとう! プロヴェンタスさんには適当に報酬上乗せしてもらうように言っとくから」
「さっすがテっちゃん、話わかってる~」

ぼうっとしている間に話は纏まったらしい。アップにした方の女性が私へと振り返り口角を上げる。

「私はモニカで、こっちは妹のミラ」
「名前は? なんて呼んだらええ?」

ミラさんの問いかけに、傍らのテスラさんが困ったように「あー…」と声を漏らす。

「この子、実は記憶喪失で――」

私の境遇を説明しようとしてくれたテスラさんの袖を軽く引くと、テスラさんは不思議そうな顔をして私を見下ろす。
気遣うような表情に慣れないながら笑みを返して、モニカさんとミラさんに向かって頭を下げた。

「ライアー、です」

口にした名前にテスラさんとダンマーの女性が少しだけ目を瞠る気配がした。
“嘘吐き”なんて名前としてふさわしくない事はわかってる、でも呼ばれ慣れたそれは何もかもを無くした私に一番最初に与えられたものだから。
どんな反応をされるのか、少しだけ不安に思ったけれどモニカさんとミラさんは白い歯を覗かせて。

「ライアーていうんや。よろしくな」
「よろしくね、ライアー」

 Sc1637

なんてことないように、眩しい笑顔を浮かべた二人はこの名前を呼んでくれた。
自分自身がよくわからなくてずっとふわふわと宙に浮いたままのような気がしていたけれど、二人に呼ばれることでようやく地に足がついたような心地がした。


Reason of the liar - 01

Sc1593
Sc1594

「おい“嘘吐き”、立て」

ライアーと聞き慣れてきた名で呼ばれ、衛兵が今まで閉ざされてた牢の扉を開けた。
また尋問かな、と思ったけど続いたのは「釈放だとよ」と面白くなさげな声だった。

Sc1595

「現場にいた全員死んじまってるし待てども訴えてくるような奴もいねえし、容疑者不明でお前は用無しだとさ。
 なあ“嘘吐き”、いい加減思い出したろう? どうせもう解放されるんだ、何があったか正直に吐けよ」

何度も何度も、あの砦で何があったのか尋ねられた。
でも私に出来ることは首を横に振るだけ。
…衛兵に捕えられて目を覚ます迄の事を、一切覚えていなかったから。

「ふん、また『何も知らない』、か。……嘘吐きめ」

今回も首を振った私に忌々しいとばかりの言葉が吐き捨てられる。
衛兵の顔を見ることが出来なくて、俯いた時だった。

「おい」

Sc1596

凛とした声に顔を上げると、銀色の髪の女性が衛兵へ厳しい目を向けていた。

「その子は今日放免された子でしょう。何をしている」
「いえ、ちょっとした確認を…」
「確認、ね。無実の少女を詰る言葉が貴様にとっての確認だというのならもう一度訓練兵へ戻さなければならないな」

衛兵が何も言えなくなったところで、その女性は私へ柔らかい笑みを見せた。

「怖い思いをさせてごめんね。さっき説明があったと思うけれど、君は今日を持って釈放されることとなった。殺されていた死霊術師達はもともと罪を犯して手配書に書かれているような者達ばかりだったし、君があの人数をやったとは断定できないと結論が出てね。訴えを起こすような者も見つからなかったから晴れて自由の身ということだ。
…行くところはある?」

Sc1597

さっきとは打って変わって優しい声。
気遣うようなそれに、私はまた首を横に振る。

「何も…覚えてないので」
「そう、だよね…。うちにおいでと言えればいいのだけれど生憎今は兵舎に空きがなくて。
 身を寄せられるような場所を紹介するから、せめてその恰好だけでも替えよう。私のお古だけれどちょうどいい服がある」

私は見つかった時のまま死霊術師が着るようなローブを着ていた。
見るからに陰気なそれに女性は苦笑いを浮かべて、私を連れて歩き出した。



Sc1598

 「うん、似合ってる。お古と言ってもそんなに着てないものだから綺麗でしょう?」

ありがとうございます、と頭を下げると女性――テスラさんはふっと目を細めた。

「私に出来ることはこれくらいだから。…情報を集めるならホワイトランで過ごせたらいいんだろうけど、君が連行されているところを多数の人が見てるから違う村に移った方がいいと思う。
 知人を紹介するから、連れて行ってもらうといい」
「…本当にありがとうございます…。…どうしてここまでしてくれるんですか?」

犯人じゃないだろう、と言われただけで、もしかしたら本当に私があの惨状をつくりあげたかもしれないのに。

「私が君を見つけたからだよ。私が助けた命だから、出来る限りの事はする。
 人を手助けするために衛兵になったんだからね」

Sc1599

テスラさんは事もなげにそう言ってほほ笑んだ。

あの血なまぐさい砦の中で目覚めてから、“嘘吐き”とずっと罵られ続けた私にそう言ってくれる。
全ての記憶を無くしてしまっているけれど、テスラさんの優しい笑顔は絶対に忘れたくない。そう思った。



Reason of the liar


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XD Follower_Iswid V1.0

ついに!Nexusにアップしましたーヾ(*´∀`)ノシ
リアルにまさかこんな日がくるとは…w
ツイッタでも呟いたしたんぶらにも上げたけど保管の意味でこっちにも(軽く放置してたし)

 XD Follower_Iswid V1.0
isiwid04

Name: Iswid
Sex: Male
Combat style: Monk
Level: min 10 to max 100
Magic: Healing
Perk: Light Foot, Silent Roll, Silence, Unhindered, Conditioning

不死属性の結婚可、スタンドアロンです
自家用のマージ版より肌のコントラストをきつくしてより黒い肌になりました。SS撮影の敵です
とりあえず今連れまわしてるんですけど治癒が上手く動作してない…?
治癒しようとして戦闘離脱してちょっと戻ってこない場面がぽちぽち…マジカが足りないとかかなぁ
まぁ次Ravusのアップ目指しつつAIとかいじっていけたらな、と
がんばるぞーおー! 

フォロワーマージ版作成記念に

どうもこんにちはー。にこですー。…ブログの最初ってどう挨拶しようか悩んで結局お笑い芸人みたいな入り方しちゃう。
ずっとTumblrのほうでスカイリムのSSだとかフォロワーだとかを上げていたのですがTumblrが上手く使いこなせてないのもあってすぐにログが流れてしまうので、 開始早々打ち切ってしまったRPブログを再利用することにしました。
さあRP始めるぞ!ってやったはいいけど撮影のためにいろいろ入れたらCTD多発してグラボ新調も出来ず、結局PCを買い替え再構築したらRPキャラが再現できなくなってしまったという(こうしてRPものは失踪してしまうんだな、と思いました)
なのでここでは普通のプレイ日記と、あと自作フォロワーをきちんとした形で紹介していこうと思います。でもあくまで保管庫的な場所で、なんてことないSSはTwitterとTumblrで気軽に上げていく予定。あまりマメなほうでもないし…。
そんな感じで、まあ適当にやっていこうと思います。では。